1.男の夜明け
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
泣いてこの世を 生きるより
笑って生きろと 励ました
俺もあいつも
蛇足(だそく)ばかりの 人生だけど
夢を捨てずに いるかぎり
きっと来る来る きっと来る来る 男の夜明けが
寄らば大樹の 蔭よりも
嵐に打たれる 枝でいい
時代遅れが
媚(こび)を売らない 苦酒(にがざけ)のめば
いつか天下を 廻り持ち
きっと来る来る きっと来る来る 男の夜明けが
月にむら雲 花に風
それでも希望(きぼう)を 背負(しょ)って立つ
なにがあっても
意地が男の つっかい棒だ
花も実もある 人生さ
きっと来る来る きっと来る来る 男の夜明けが
2.美しい昔
作詞:SON TRINH CONG
作曲:SON TRINH CONG
赤い地の果てに あなたの知らない
愛があることを 教えたのは誰?
風の便りなの 人のうわさなの
愛を知らないで いてくれたならば
私は今も あなたのそばで
生命(いのち)つづくまで 夢みてたのに
今は地の果てに 愛を求めて
雨に誘われて 消えて行くあなた
来る日も来る日も 雨は降り続く
お寺の屋根にも 果てしない道にも
青空待たずに 花はしおれて
ひとつまたひとつ 道に倒れていく
誰が誰が 雨を降らせるのよ
この空にいつまでも いつまでも
雨よ降るならば 思い出流すまで
涙のように この大地に降れ
私は今も あなたのそばで
生命つづくまで 夢みてたのに
今は地の果てに 愛を求めて
雨に誘われて 消えて行くあなた
3.珍島物語
作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎
海が割れるのよ 道ができるのよ
島と島とが つながるの
こちら珍島(チンド)から あちら芽島里(モドリ)まで
海の神様 カムサハムニダ
霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ
散り散りになった 家族の出会い
ねえ わたしここで祈っているの
あなたとの 愛よふたたびと
遠くはなれても こころあたたかく
あなた信じて 暮らします
そうよいつの日か きっと会えますね
海の神様 カムサハムニダ
ふたつの島を つないだ道よ
はるかに遠い 北へとつづけ
ねえ とても好きよ 死ぬほど好きよ
あなたとの 愛よとこしえに
霊登(ヨンドン)サリの 願いはひとつ
散り散りになった 家族の出会い
ねえ わたしここで祈っているの
あなたとの 愛よふたたびと
4.夜明け(シングル・バージョン)
作詞:池田充男
作曲:西條キロク
恋がひとつ冷(さ)めて
暗い夜が明ける
ながれない掘割に
光る朝がきたわ
出て行った あいつには
一から十まで だまされた
世話をして 夢を見て
ひとりにさせられた
たかが別れじゃないの
泣いてることはない ことはない
せまい部屋のすみに
使い捨てのライター
窓あけて投げようか
空にむけて遠く
この胸の なぐさめに
あてない旅など してみよう
お金なら 五、六枚
財布にのこってる
たかが別れじゃないの
泣いてることはない ことはない
出て行った あいつには
一から十まで だまされた
世話をして 夢を見て
ひとりにさせられた
たかが別れじゃないの
泣いてることはない ことはない
5.春が来た(シングル・バージョン)
作詞:健石 一
作曲:徳久広司
あきらめかけてた 女の夢ひとつ
初めて咲きました あなたの優しさで
守って下さい 嵐が来た時は
折れて散りそな 花だから
胸につつんで 抱いててね
あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
待ってて良かった あなたに逢えました
忘れていいですね 心の傷あとは
うしろは見ません 明日(あした)が逃げるから
まわり道でも いいんです
そこにしあわせ あるのなら
あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
笑顔も仕草も 私に似てるのね
信じてみたいのよ 一途な人だもの
迷わず生きてく 最後と決めたから
ふれたその手の ぬくもりを
永遠(あい)と読んでも いいですか
あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
6.夢うぐいす(アルバム・バージョン)
7.人生しみじみ…
作詞:仁井谷俊也
作曲:曽根幸明
世間という字が 読みきれなくて
つまずき転んだ うきよ坂
生きてりゃきっと いい日も来ると
涙ぬぐった 裏通り
人生しみじみ… 人生しみじみ…
夢のにがさを 噛みしめる ウー噛みしめる
この世の試練に 笑顔で耐えて
倖せ花咲く のぞみ坂
果てなく遠い 道程(みちのり)だけど
明日という日が 道しるべ
人生しみじみ… 人生しみじみ…
酒に人恋う 夜もある ウー夜もある
結んだ絆(きずな)の やさしさ強さ
重ねた情(なさけ)の ふたり坂
ひとりじゃ誰も 生きられないと
いつか教えて くれたひと
人生しみじみ… 人生しみじみ…
こころ寄せあい ついてゆく ウーついてゆく
8.郷愁~われ立ちて~
作詞:坂口照幸
作曲:杉本眞人
ふるさとの
山の緑よ 海の青
昨日につづく 今日もあろ
あゝあの想い出を 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん
あのひとは
風の噂じゃ 独りとか
もう歳月が 遠くする
あゝあの初恋を 超えるものなし
しあわせ祈らん 誰よりも
男の酒には 涙あり
こころざし
いつか果たして 帰ろうか
あらたな旅路 始まらん
あゝあのふるさとを 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん
9.あんたの花道
作詞:木下龍太郎
作曲:安藤実親
鳶(とび)が天まで 舞い上がるには
送り風より 向かい風
夢を捨てずに 明日(あした)に生きりゃ
人生芝居の 筋書きに
いつかやって来る きっとやって来る
目指すあんたの 花道は
ひとにゃ見えない 男の値打ち
惚れた私にゃ よく見える
酔っていいのよ 心の憂(う)さは
お酒が洗って くれるから
いつかやって来る きっとやって来る
遅いしあわせ 二人にも
傘も差せない 土砂降(どしゃぶ)り雨も
やがて上がって 陽が昇る
女房なりゃこそ 掛け声ひとつ
人生舞台の 大向(む)こう
いつかやって来る きっとやって来る
晴れのあんたの 花道は
10.道頓堀人情
作詞:若山かほる
作曲:山田年秋
ふられたぐらいで 泣くのはあほや
呑んで忘れろ 雨の夜は
負けたらあかん 負けたらあかんで東京に
冷めとない やさしい街や道頓堀は
未練捨てたら けじめをつけて
きっぱりきょうから 浪花に生きるのさ
くちびるかんでも きのうは過去や
わかるやつには わかってる
負けたらあかん 負けたらあかんで東京に
冷めとない やさしい街や道頓堀は
でんと構えた 通天閣は
どっこい生きてる 浪花のど根性
三吉魂 あんたにあれば
うちが小春に なりもしよう
負けたらあかん 負けたらあかんで東京に
冷めとない やさしい街や道頓堀は
ほれてつきあう 今夜の酒は
まっ赤に流れる 浪花の心意気
11.旅まくら
作詞:石本美由起
作曲:水森英夫
誰を探して ここまで来たと
私を呼ぶよな 三陸かもめ
宮古 八戸 夏から秋へ
あなた尋ねる 旅まくら
波の こころ 冷たや
ああ ああ ああ 素肌が寒い
津軽海峡 海から暮れて
噂も聞けない 潮鳴りばかり
逢いたかろうと イカ釣り船の
遠い灯りも 涙ぐむ
北の 汽笛 淋しや
ああ ああ ああ 酔えないお酒
頬に吹雪が 冷たい夜は
側に寄り添う あなたが欲しい
いこか釧路へ 戻ろか襟裳
春はどこやら 旅まくら
夢の 絆 ひとすじ
ああ ああ ああ 女のさだめ
12.男どうし
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
俺もおまえも 世間の隅に
風に吹かれた 枯れ落葉
よせよよしなよ 男なら
過ぎたむかしの 愚痴ばなし
飲もうぜ今夜は 男どうしで
飲もうじゃないか
馴染み屋台に 背中を並べ
グイと飲みほす コップ酒
弱音はくなよ らしくない
耐えて男の 華が咲く
飲もうぜ今夜は 男どうしで
飲もうじゃないか
露地の雨さえ 今夜はなぜか
やけにしんみり 降りやがる
涙みせるな 意気地なし
今日がだめなら 明日がある
飲もうぜ今夜は 男どうしで
飲もうじゃないか
13.歌姫越え
作詞:山田孝雄
作曲:山田年秋
山が恋しと 歌うのは
こだまを探す 恋ごころ
ふたりでは 辿れぬ道が
今ここで 途切れたら
そめい吉野の 胡蝶の舞いに
あなた尋ねて 歩きます
小石並べる 明日香川
想いは届く あの人に
うわべなら 流されましょう
好きだから 渡らせて
赤や黄色の 小波曳いて
舟になれなれ にしき鯉
もしもわたしが 泣いたなら
涙をふいて くれますか
ありがとう こころをこめて
変わらない この愛は
明日を信じて 歌姫越えの
野辺に咲くのね 思い草
14.天までとどけ
15.涙は見せない
16.花束
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